製造業で必要不可欠な様々な設備

分析する機器

スペアナとは周波数分析のための機器

「スペクトラムアナライザ」と聞いてもピンと来ない向きでも、ひょっとしたら「スペアナ」と聞けばどのようなものなのか思い出す人はいるだろう。一時期、ラジカセやオーディオ機器のギミックとして搭載することが流行したからである。しかしながら、「スペアナ」では一体何のための機器なのか分かりにくいのではないだろうか。電子機器などにある程度通じている向きならば、「スペクトラムアナライザ」と聞けば、周波数スペクトラムを分析する機器であることがすぐに分かるだろうが、そうでない人では逆にあの棒グラフのようなインジケータが音の大小に連れて上がったり下がったりするものとはなかなか結びつかないのではないだろうか。そして、その棒グラフの下に小さな字で周波数が書いてあることまでは覚えていないかも知れない。

スペアナはラジオと似たような作り

スペクトラムアナライザは高周波電流の周波数成分を分析する機器のことで、オシロスコープと並んで高周波測定機器の代表格である。ラジオのアンテナに相当する高周波入力端子から高周波電流を入力すると、周波数を横軸・レスポンス(信号強度)を縦軸としたグラフが画面に表示されるようになっている。このスペクトラムアナライザの回路構成はスーパーヘテロダイン方式のラジオ受信機と同じような作りで、ラジオが色々な周波数成分の音を出す代わりに、スペアナは周波数成分ごとの強度を表示するSメータ(信号強度メータ)のようなものであると考えれば分かりやすいだろう。但し、通常は100ミリワットを超えるような信号電力の測定には向かず、大電力の周波数分析を行う場合には入力端子の手前に減衰器(アッテネータ)を挿入する必要がある。